2011年11月1日火曜日

レインボータウンFMのスタジオにやってきました~!

スタジオに遊びにいき生で出演しました!

【2011.10・27放送分】

みなさま、実はびっくりの近況をひっさげて、日本へ帰省中のしずちゃんです。せっかくの帰省ですから、初めてスタジオ入りしてルシアさん、ユモさん、ナカミ―ちゃんと共に「ビバ☆アメリカ」をおこないました。いつも深夜の2時近くに電話やスカイプで生でアメリカ情報をお伝えしていたのですが、今回は本当にフレッシュな感じでアッという間に楽しいひとときが過ぎていったという感じです。

さて、びっくり近況なのですが、実は10月13日から21日までインドとタイのバンコクへ行ってきたんです。女3人股旅もののインドとバンコク!ツアーではなく、だいたいの行く場所は決めていましたが後は野となれ山となれという旅(バックパッカ―)でした!(笑)

そのときのお話を今回のビバ☆アメリカ…もといビバ☆インドということでお話しさせていただきました。
インドでは線路を歩く人が多いんです!

列車の中で前に座っていたインド人のご夫人(雰囲気でてる?)

とにかくインドは言葉に表すことができないぐらいすごい国です。ゆもさんもおっしゃっていましたが、インドへ行った人がよく言う言葉に「二度と行くものか!」もしくは「住んでみたくなるぐらい魅了された!」のどちらかに分かれるそうですが、私は双方なんです。清潔ではないし未発達、蒸し暑い(湿度90%)、人が多すぎる、空気が悪い、物乞いが多い…云々。「行きたくない!でも来年か再来年、また足が向くんだろうなあ…。」という感覚です。ということで魅力的な国なんです!!(*^^)v

そして旅の最後の2日間はインドの垢を落とす(?)ためにバンコクへ2泊しました。21日に出国しましたが、もし1日遅れていたら…冠水を免れなかったと思います。(コワー(*_*;) ニュースでご存知だと思いますが今はバンコクは洪水で大変な目にあっていますよね。

一部冠水しているバンコクのストリートを通りました!

ここで旅の詳しいこと書きたいのですが長くなりますので、ひとまとめにした感想を述べます。
インドでもバンコクでも「日本人は好印象!」インドでは4人の現地の人に「インドは日本に助けられた。感謝している。」と言われました。このへんについては第2次世界大戦中のネタジ(スバス・チャンドラ・ボース (Shubosh Chondro Boshu))さんがキーパーソンです。ご興味のある方は調べてみて下さい。日本の他国の対しての貢献度をもっと私たちは知るべきだと思います。そして胸を張って日本は素晴らしい国だ!そしてその素晴らしさをシェアーしていこう!そんな気持ちを持とうではありませんか!

なんだか政治家のようになってしまったので、これにて…(てへ!)

さてここでみなさまに残念なお知らせです。「ビバ☆アメリカ」のコーナーは本日の放送をもって終了させて頂きます。お聴きくださって頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
インド旅行やアメリカ情報などは今後、どんどんシネりんアメリカ情報のブログとして書いていきますのでこちらのほうも宜しくお願い致します。
またなにか機会がありましたら、お会い致しましょう!

See you and I hope you have a great time every day!!

2011年9月16日金曜日

9.11以降のアメリカの変化~防犯カメラの意外な使い方



【2011年9月15日放送分】

この間の911日の日曜日にNYをはじめ、アメリカの各地で式典が行われました。
早いものであのナインイレブンから今年で10年ですね。みなさまもニュースや新聞などでいろいろと9.11の悲しいメモリアルの情報をゲットされていることと思います。

なので、今回のビバ☆アメリカではあの9.11からアメリカはどのように変わったか?という、よくありがちなネタの中でもこれは!というものをピックアップしてお伝えしました。題して9.11以降の意外なアメリカの変化です。

どなたもご存知の一番の変化はセキュリティーの強化です。2011年米国の防犯カメラの数は推定3000万個以上だといわれています。テロ防止として一気にその数を増やしていきました。
その防犯カメラはテロ防止、犯罪防止が本来の目的でしたが、これ以外にも違う方向性で用いることがアメリカでは頻繁になってきているようです。(もちろん本来の防犯のための使用は引き続きしています。)

この画像はイメージ画像です。

さて、この防犯カメラと連動しているのが顔認識ソフトといわれるものです。犯罪者のリストと照合して利用されていたものが最近ではちょっと違う使い方をしているようです。
先日のCBS-NEWSではこんなことが報道されていました。

1.ポリスの携帯する新しいモバイル、「モーリス」
ポリスはモーリス-MORIS( Mobile Offender Recognition and Information System )と       いうiPhoneに装着するモバイルを持ち歩くことになります。瞬時にして対象者のプロファイリングができるというものです。



Shingularity Hub サイトより
Shingularity Hub サイトより







2.カジノ
問題のあるギャンブラーを特定するためらしいです。チョンボができなくなります。

3.ホテル
コンシェルジュ(ホテルマン)などが宿泊客の名前と顔を一致させてきめ細やかなサービスを行うためです。「お客様」と呼ばれるより「三東様」というように名前で呼ばれると気持ちいいものです。

4.オンライン出会い系サイト
似たもの夫婦とよくいいますが、顔認識ソフトを利用した出会い系サイトが登場しました!

5.大学
こちらはイギリスからですがイーリーコミュニティーカレッジ(City of Ely Community Collegeで授業の出欠をとる為に使用しているらしいです。名門オックスフォード大学やケンブリッジ大学でも採用を検討中だとか…。代弁をたのむということがもう、できませんね。(^_^;)

6.スーパーマーケット
こちらもイギリスより18歳未満の子供たちの酒・たばこの販売防止のため。
これは私のほうで付け加えますが、従業員のチョンボ防止のため。

7.個人情報を盗む窃盗犯を捕まえるため
NYでは活発におこなっているようです。個人情報を盗んで詐欺に使うってありがちです。なかでも運転免許証などを盗んでその人物になりすまして借金するなんて手口ですね。そのような詐欺師を特定するために使われているようです。

番組ではポリス好きのしずちゃんの独断と偏見で1番目のモーリスについて、ちょっとお話しさせていただきました。このモーリスは iPhoneにカチャッと取りつけるデバイスのことです。たとえば職務質問をするときに身分証明書を見せろ!という代わりにこっちに顔を向けろっといってモーリスで写真を撮るんです。(1.5mのところからも認識するらしい!)するとその人のデーターが数秒のうちに出てくるという代物です。犯罪歴があるかないか早く情報がわかるわけですね。
でもこれ1台で3,000ドル(28万円ぐらい)もするらしい!今月9月から各州の警察で本格的に導入されていくようですが、プライバシーなどの問題で物議をかもしだしそうな取り決めです。


また最近、はやりのFacebookGoogleでもこの顔認識ソフトの利用を開始したというニュースもあります。防犯から顏写真より個人情報引用してさまざまなサービスを提供していく新しいツールとして注目を浴びそうです。


防犯ではじまったこの顔認識ソフトが悪用されてあらたな犯罪を生まないよう祈るばかりです。(^_^;)

2011年8月19日金曜日

【シリーズ:駐在員の妻は見た!】アメリカで交通違反!!ポリスに捕まると…



2011818日放送分】


先月に引き続き、駐在員の妻は見た!ビバ☆アメリカのコーナーですっかりシリーズ化しております、おなじみのふみ子さんにまたお話をうかがってきました。

実はぶっちゃけトークのリスナーの皆様にどんなアメリカ情報をお伝えしようかと、いつもネタ探しをしているのですが、ふみ子さんの友人がたまたまアメリカで交通違反チケットを切られてしまったと言うお話をうかがい、今回は日本とアメリカではどのような違反の対処の違いがあるのか語ってもらおうと思っていました。

でも伺っているうちに話は興味深い方向へ…。カーラジオでお聞きの皆様には特に興味津々だったのではないかと思います。( ..)φメモメモ…
それでは放送されなかった情報を付け加えてお伝えしたいと思います。

ビバアメリカの放送ではふみ子さんがボランティアをしている、地域の女性センターのリサイクルショップで見てはいけないものを見てしまった…というところから始まりました…いえいえ、冗談です!そこでおもしろいことに気付いたそうです。その店には出勤簿が2冊あり、そのうちの1冊はCOURT(裁判所)と書かれている…不思議に思い、このことについてショップの方に聞いてみると…「こちらは交通違反や軽犯罪で捕まって罰金が払えない人用なのよ!」と答えられたとか。どういうことなのよそれ!っていうかんじで話が盛り上がりました。

話は急に飛びますが、最初の話題となっていたふみ子さんの友人の交通違反の顛末ですが、最初、友人はアメリカでの運転が不慣れなせいもあって黄色で交差点に入り曲がり終えないうちに赤になってしまい、しっかりとそれを交通カメラに取られてしまったそうです。それも罰金の通知が来るまでわからなかったとか…。
 500ドル(約4万~5万円)の罰金とトラフィックスクールにて8時間の受講、そしてペーパーテストを受けて合格をすることが義務付けされたそうです。


これに覚えがないとか、不服のあるときはネットで証拠となったカメラの動画や写真も見られるそうです。また裁判所に申し立てもできるらしいのですが…。お友達の場合はすぐに認めて、すべて上記のことに対応してこの苦難を乗り越えたそうです。(^_^;)普通はこんな感じなのですが、お金に困っている人に対しては罰金分をボランティアするという方式を1966年よりカリフォルニア州が最初に取り入れてやっているそうです。(今では制度化され全米で取り入れています。)当時から1日の刑務所の拘留=6時間労働とみなされているらしいのです。

ちなみにこのことをボランティアという呼び方ではなく、アメリカではコミュニティーサービス(Community service)と呼んでいます。このコミュニティーサービスは各地域にあるボランティアセンター(民間が管理・運営しており裁判所と連携をとっています。)にゆだねられます。そこで判決を受けた人は奉仕活動の仕事を探します。色々な仕事があるのですが、良く見られるのはフリーウェイわきでグループでお掃除している人々、これ、すべてコミュニティーサービスらしいです。または公共の場所(公園など)の掃除、最近ではホームレスの人々への食事のケアーなどです。とにかくいろいろな活動があるらしい…!裁判所はいついつまでに何時間のコミュニティーサービスをすることという判決を下し、あとはボランティアセンターに申し込むという形です。


Importance of community serviceの記事より


ふみ子さんの働くリサイクルショップでも、コミュニティーサービスの判決を受けてきた人たちを貴重な労働力として普通に受け入れて働かせているそうです。受け入れ側はそんなかんじで慣れた感じですね。


また交通違反でも悪質な飲酒運転や再犯者に対して裁判で判事が直接、仕事内容込みでコミュニティーサービスの判決を言い渡す場合もあります。また、セレブが捕まった場合、罰金を支払うのはたやすいということで、罰金+コミュニティーサービスという判決もあるそうです。再犯者にも社会貢献をさせること=教育をするという意味合いが強いらしいですよ。


ところで日本ではどうなのか気になって調べてみました。
日本では罰金が払えない人は労務所(ろうむしょ)というところに行かされて、15000円の仕事をさせられるそうです。そこではほとんど囚人と同じような扱いだとも聞きました。たとえば単純計算ですが5万円の罰金だったら10日間入る…。封筒張りのような内職的な労働らしいです。日本も違反点数を減らすために掃除などのボランティアがあるらしいのですが、まだまだ労役所での作業の方が一般的だといいます。私は経験がないので、実際の仕事内容はどうなのかな?なんとも言えませんねぇ。(.)

ふみ子さんも最後に話されていたように今の日本では特に東北地方でお役に立つことができるかもしれませんのでアメリカ式を積極的に取り入れ、社会奉仕活動をばんばんさせることも、必要なのかもしれませんね。


ルシアさんも運転なさるということなので、気をつけて下さいね。(*^。^*)


2011年7月21日木曜日

【シリーズ:駐在員の妻は見た!】アメリカの小学校と地域

カリフォルニアの海の見える小学校です!


2011721日放送分】

「三東ルシアのぶっちゃけトーク!」リスナーのみなさま、こんにちは!ビバ☆アメリカ!コーナーの担当のしずちゃんです。本日721日はレインボータウンFM大江戸放送が開局8周年ということでおめでたい日ですね♪おめでとうございます!!(^◇^)

ビバアメリカも普段と趣向を変えてゲストをお迎えしてアメリカの生活情報をお届けいたしました!

題して「駐在員の妻は見た!」です。

駐在員の妻こと、ふみ子さんはご主人のお仕事のご都合で初めての海外生活を体験されています。住まわれてから今年で2年になります。ふみ子さんは現在、小学校低学年の女の子のお子さんのお母さんですが渡米するまでは母親業のほか産業カウンセラーや心理相談員の資格を持つバリバリのキャリアウーマンでした。ルシアさんもお子さんをお持ちなので興味深々ではないかと今回は、アメリカの学校のことを聞いてみることにしましたョ。
こちらでは時差の関係で夜中の150分ごろですのでふみ子さんへのインタビュー部分は録音してきました。「駐在員の妻は見た!」…さてその内容とは…。
アメリカは土地があるのでほとんどの学校が平屋です。


実はカリフォルニア州の財源が枯渇状態でいろいろと予算の見直しがされているのですが、重要な位置をしめる教育の予算を大幅に削ってしまったシュワちゃん、(元知事のアーノルド・シュワルツネッカー)公立小学校ももちろんそのあおりを受けて大変なことになっています。
まずは教員に給料が払えないということで教員のリストラ、また残った教員の給料も大幅カットということで2か月に1回ですが金曜日をお休みにして週休3日にする学校も出現!
保護者にはいろいろな形で寄付を募り、学校の運営費にあてているようです。その寄付もただお金を出すだけではなく「明るく寄付」するしくみをつくっているのだとか…。今回はこのお話しに注目してみました!

なんと学校からの連絡帳に月に1回、レストランのチラシが入ってくるそうです。そこには日付が指定されていて、この日にレストランへこのチラシを持って行って食事をしてくださいというもの。その売り上げの20%が学校に寄付されるということらしいのです。
これがチラシです。このチラシを持参して会計すると自動的に
学校への寄付となります。


レストランは学区内の普通のお店なのですが、その日は学校関係者で大賑わい!お店は宣伝になるし売り上げにもつながる、そして地域貢献にもなると大喜びで協力してくれます。
「明るく寄付」の意味とは学校だけではなく地域(レストランの売り上げ貢献)と保護者(家族で外食ということで)、子供たちも喜ぶ寄付システムの意味だったのですね。本当にアメリカらしい!これは学校を通じての地域活性化につながるお話しです。

ラジオでは時間切れになってしまったので、話はここまででしたが、実はこんなお話も伺っていました。
小学校では教室が先生の部屋という考え方で教科によっては生徒が移動します。先生は自分の教室で生徒たちと一緒に使う文房具やペーパータオル、などの雑貨・備品を自分のポケットマネーから出して購入します。(学校の備品なのに先生が購入ということ自体にも驚きです!)
保護者は先生にお礼という形でお店のギフトカード(商品券)などをお金を出し合って差し上げるそうです。

こちらはジョグ・ア・トンと言ってマラソン大会ですが子供たちがグランドを1周走るごとに
寄付金を集めるイベント!そのお知らせの紙です。


また、科学や美術の授業は保護者の中からボランティアとしてお母さんが子供たちに教えます。先生はそのアシスタントとしてクラスに入るのですが基本的にはお母さん先生が授業の指導権をにぎります。これも給料をカットした先生の負担を軽減するという方式らしいです。

アメリカも広いですし、全ての公立の学校が同じようなことしているとは限りませんが、公立といえども各学校の校長先生の裁量によって学校運営の仕方が違ってくるらしいのです。

ルシアさんもあれやこれやアイディアを考えること大好きだとおっしゃっていましたが、日本もだんだんと予算カットされてきているので皆さんが喜ぶシステム作り、ぜひ参考にされるといいかなあと思いました。

2011年7月8日金曜日

スターバックスコーヒーのペイ・イット・フォワードとは?

2011日放送分】

ご無沙汰している「ビバ☆アメリカ」コーナー、みなさま、お元気ですか?
7月7日の七夕の放送に似つかわしく、アメリカの心温まるペイ・イット・フォワードについてお話しました。

ルシアさんも初耳だった"Pay It Forward"とは人から受けた善意を他の人へも受け渡すという意味です。

よく、日本ではお礼のおかえし、恩返しなど、その人から受けた善意に対してその人へお返しするということが一般的になっており日常にも反映されていますよね。
アメリカでももちろん上記のような考え方はありますが、プラスアルファー人から受けた善意を今度は他人に与えるという考え方があります。それが"Pay It Forward"です。

私がアメリカで身近に感じたペイ・イット・フォワード体験をお話しますと…
先日、日本から来た友人とLA観光めぐりをしていたのですが、最後にアメリカのスーパーマーケットへお連れしました。そこのエコバックがすごくかわいくて数枚、友だちがお土産に買っていたのを思い出しましたのでスーパーでお土産が買えますよ!と提案していったところでした。そこで突然のうれしいハプニングがありました。店員に「日本から観光で来ています。何か日本へおすすめのお土産はありますか?」と尋ねたところ、いろいろと教えてくれて、なおかつ他のエコバックを10枚持ってきて、「これは私からのギフトです。日本の皆さんにあげてください。」と自分のお財布からお金を払ってくれました。エコバックは1枚2ドルぐらいのやすい買い物ですが、それも10枚もとなると結構な出費です。それを惜しげもなく初対面で見知らぬ外国人にプレゼントしてくれたのです!!これこそがペイ・イット・フォワードの精神そのものだと思いました。 
   


一番有名な話では2007年のクリスマスシーズンの頃、ワシントン州のメリーズビルのスタバのドライブスルーで最高350台の車のお客が次の車のコーヒー代をおごる連鎖がありました。 ドライブスルー付きのスタバはこちらではけっこうありまして、そこで前の車の人が自分の代金を支払ってくれていったというおはなし…。それじゃー私も後ろの車の人にも…っというので、どんどん善意の連鎖が続く…。そんな状況がたまにあるらしいのです。ルシアさんは「前の車が次の車のオーダーした代金はいくらかわかるのですか?」と質問されましたが、バックミラーを見て何人乗っているかで大体の予想をして多めにお金を支払ったみたいです。ちなみにコーヒーを2人分だとして8ドルも出せばOK!それが続いたのですね。

ラジオでは時間切れで話せませんでしたが、このようなアメリカ人の考え方は、良いことされたらその嬉しい気持ちを他人にもおすそわけしたいと純粋に思う心からくるのではないか…?この考えは何なのか?知りたくなり、いろいろと後で調べてみました。すると、こんな本と映画が10年以上前にあったのです。
 

2000年に小説化また製作された映画「ペイ・フォワード~可能の王国」です。この映画の影響も多少なりともあると思います。(映画のストーリーは…中学校で社会科の先生が生徒にある宿題を出します。「きみたちが世界を変えたいと思う時、何をすればいいのか?」主役の生徒は「困った人を助けてあげる。そして助けられた人が今度は3人の困った人を助けてあげる…この善意の輪が広がれば世界は変わる!」という答えを出して実践しようとするのですが…。)


また日本では江戸時代の人々は「恩送り(おんおくり)」という言葉がひんぱんに使われ、そして実践していたらしいです。まさに恩送りとはペイ・イット・フォワードと同じ意味なのです。さすが日本!昔からこのようなことが日常化していた!(^◇^)
同様に昔から使われている言葉「情けは人の為にならず…」、この言葉はご存知ですよね!
ーこの意味は情け(親切)は他の人にするとめぐりめぐって自分に良いことが返るという意味です。私はこの意味を、情けをかけると図に乗ってしまい依存心を高めるだけなので、甘やかすな!ほどほどにしておけよ!という意味だと思っていました。大きな勘違いでしたね!(笑)(*^。^*)


2011年4月24日日曜日

【地震】日本の大震災のアメリカ人の反応 Part.2


SDJENのメンバーの黒田信貴さんのヨットも改造チャリティーセーリングを開催中

2011421日放送分】


現在、カリフォルニア州サンディエゴでは、あちらこちらで募金活動やチャリティーイベント(コンサート、バザー、ストリートフェアー、映画祭など)が開催されています。個人から団体までありとあらゆる人々が大小の規模を問わず、日本のために慈善活動を行っています。

たとえば、一つをご紹介するとSDJEN-エスディージェーンSan Diego Japan Emergency Network)と呼ばれるネットワークがこれを機に発起人の大渡浩平さんがメインとなり誕生しました。
他のボランティアグループとSDJENが協力して開催したチャリティーバザーのチラシ

321日に第1回目のミーティングが開かれ、100名近い方がみえました。「私たちが日本のために今何ができるのか?」など話し合われたそうです。
現在、在米日本人がメインで約200名のメンバーがおり、SDJEN以外のグループが企画したイベントにも協賛や応援隊として協力する形をとっています。

SDJENではボランティア用にこのTシャツを作りました。
一番上の写真がTシャツの後ろにデザインした絵柄です。
このかわいいイラストはプロのイラストレ-タ-作です。


他のボランティア活動で目を引いたのはSony U.S.A.の本間 毅さんが立ち上げたMusic For Japanのイベントです。
SDJENのメンバーも協力し米国時間416日午後4時半より2時間、Sony Electronics本社ビルの
イベントスペースで行われました。音楽を通してアメリカにいる人々のハートを日本の人々に届ける、また災害復旧のための寄付を集めるということが目的でした。結果880人の観客を動員、寄付金は一夜にして総額で35700ドル(約293万円)となりました。このお金はJapan Socitetyを通じて寄付されるそうです。詳しくはMusic For Japanの公式サイトをご覧ください。


Music for JapanのボランティアメンバーとTVニュースアンカーマンの
ルービン・ガルバンさんと。


ところで「三東ルシアのぶっちゃけトーク」がUSTREAMを使用してリアルタイムでインターネット放送しているのをご存知でしたか?この同じUSTREAMを使用しMusic For Japanコンサートの模様をリアルタイムで配信しました。お聞きしたところ現在、Music For Japanコンサートのアーカイブを作製中で、近日中に公開予定らしいです。地元サンディエゴのTV局の取材も受け大成功したこのイベント、在米日本人のみなさんの結束力をさらに固めた感がありました。

その他のグループではこんな人たちも頑張っていました。サンディエゴはサーファーのメッカ、サーファーたちも立ち上がりました。大学やサーフィンショップなどで募金活動やイベントを行っているようです。


                   Tomoe(友へ) Projectの活動より


その他、チャリティーのための活動が多すぎてここに書ききれません。(^_^;)
日本人が多く住むカリフォルニア州では特に日本への義援金活動を活発に行うのは当たりまえのようになった気がする今日この頃です。さて、それでは日本人があまり住んでいないような他州ではどうだったのか?
友人が中西部(南部)に住むアメリカ人に聞いたところこのような報告がありました。

テネシー州のおとなりのノースカロライナ州は、カリフォルニアほど日本人は多くない地域でのおはなしです。

街頭やお店の前に立って募金活動などということは見なかったですが地元などのミュージシャンがコンサートを開いて寄付を募ったりしていたようです。

またレストランなどでお客さんが食べた金額以上をレストランに支払うことにより、それを寄付金にしてくれるレストランもあったとか…。日本人の多く住むカリフォルニアやニューヨーク、ハワイからしてみると支援活動は少ないと思いますが全米で考えると寄付などは結構アメリカ人もしていると思います。ただ、日本という国は”豊かな国だ”という認識が皆さんにあるため寄付金の額は2010年1月に起きたハイチ地震の時に比べると少ない額だと思います…とのことでした。

私たちアメリカに住んでいる日本人にとって、今回の日本の災害は胸が張り裂けんばかりの思いで心配しておりました。ただただ、1日も早い復興を願うばかりです。それと同時に日本人で本当に良かったという思いも強くわきあがりました。理由はこのブログのPart1でふれているので、お分かりになると思います。

今では日本人としての誇りを感じています。私の周りの日本人もみな同じようなことを言っています。
そして日本人コミュニティーの絆を感じました。それはこの不幸の中から見出せた希望でした。



2011年4月22日金曜日

【地震】日本の大震災のアメリカ人の反応 Part.1

新聞「サンディエゴ・ユニオントリビューン」紙より
【2011年4月21日放送分】

みなさん。ご無沙汰しております。
ビバ☆アメリカのコーナーをお休みしている間に日本ではとんでもない事態になりました。今もいろいろと問題が山積みの日本…。今回の三東ルシアのぶっちゃけトークのビバ☆アメリカのコーナーでは東北地方沖大震災がアメリカ、特に私の周りではどのように伝えられ、どんな反応があったのかをお伝えしました。

311日午後246分に発生した東北地方沖大震災。アメリカでは10日の夜946分のことでした。   私は日本に居る友人からメールを受け取って知ったのが夜10時過ぎのことでした。
すぐにTVをつけましたら、我が目を疑いたくなるような光景がアメリカのニュース番組から飛びこんできました。 とにかくこの事態に唖然として立ちつくすばかりでした…。

この日は眠れず、ニュースを見続けていました。TVも24時間このニュースが報道されていました。とにかく1週間以上、日本の地震のことがトップニュースとして報道されていました。これはアメリカでも前代未聞、異例のことだったと思います!
詳しくは当時、その様子を徹夜して書いた記事があります。ここ「米国ではどのような様子で大地震が伝えられたか」を読んでください。

あれから1カ月がすぎ、アメリカ人がどのようにこの震災を見ているのか?本当に身近なところで聞いたエピソードをお伝えします。

カフェでお茶していた時のことです。見知らぬアメリカ人の男性(40代ぐらい)が「日本人ですか?」と話しかけてきました。この男性から今回の震災で日本人の精神性の高さに驚いているという言葉が口から飛び出してきたのです!

普通あのような大変な状況になると皆パニックとなり、略奪や暴動が起こりがちですが、日本では自ら震災しながらも人を助けたり、気遣ったりする人が多く居たと聞いているとのこと。アメリカ人はもっと日本人を見習わなければならないと皆、言っているとのこと…。

ルシアさんはこのエピソードが本当なのかしらという感じでリスナーを代表して「皆言っているというのは、どこでそのようなことを言っているのですか?」というような質問をされていましたがフェイスブックや教会の礼拝などで皆さんそのようなこと言っているとこの男性ははっきりとそうおっしゃっていました。
たしかに日本人からこのような印象を受けているアメリカ人は多いですね。それはこちらのニュース番組や新聞で、日本の状況をこのように報道されていたからだと思います。詳しくはこれも記事を書きました「東京震度5を経験した米国人の報告」ココからどうぞ!

アメリカ在住の日本人や、日本と縁もゆかりもない地域のアメリカ人はこの1ヶ月間でどのような行動をとったかの詳細をPart.2にてあとでご報告します。お楽しみに!