2010年11月11日木曜日

スーパーマーケット&レイアウェイという買い物のしかた!


2010107日放送分】


近所のお野菜やフルーツが充実しているスーパー


最初アメリカで一番驚いたのはスーパーマーケットです。

わりかしこじんまりしたところもあるのですがチェーン展開しているスーパーは店内も広々としていて、それに合わせてかショッピングカートもすごく大きいです。近所のスーパーでは大きなカートのそばに小さなカートがあるので聞いてみるとそれは子供用のカートだというんですね。大人の真似をしたいのはどこの国でも同じで、45歳ぐらいの子供が大人のまねして小さなカートを押して一緒に買い物を楽しんでいるんですよ。
1週間に1回買いに行く人が多いのか品物を大きなカートの中に沢山、入れているアメリカ人の姿も多く見ます。それも商品自体大きなものが多いのですごく沢山にみえちゃうんです。









まわりを見てみると、その場でお菓子やジュースをあけて飲んだり食べたりしながら買い物をする人がいたので、驚いてしまいました。もちろんレジで精算はするのですが…。ルシアさんは最近、日本のスーパーでもそのような行為をする人は増えましたよ!と言っていましたが、日本は子供に与えるためやっている感じで、こちらは大の大人が堂々とやっています。ひと昔前の日本では考えられないことですね。(^^;)


さて、レジに行くと、ここでも驚くことがあるんです。このカートの中のたくさんの商品をローラー式に移動するカウンターの上にお客が自分で載せないといけません。それをレジ係がバーコードを読み込んで隣にいる袋詰め係の人に渡します。この袋詰め係の人のことをバッガーと呼ぶんですが、このとき、「ペーパー オア プラスティック?」って必ず聞かれます。これはレジ袋にするか?紙袋にするか?という質問のことで、普通、どちらかを選ぶ方式です。大手のスーパーはこのバッガーが駐車場の車まで荷物を運ぶ手伝いをするよう教育されているようで、たのめば喜んでやってくれるんです。支払いはほとんどの人がクレジットカードかデビッドカードで払いますが現金や小切手で払う人もいます。


スーパーのレジのおばちゃん、とてもフレンドリーです!





写真ではわかりづらいかもしれませんがとても大きなカートです。

専用駐車場のいたるところのカート置き場があります。



そうそう最近、LAYAWAY(レイアウェイ)という買い物の仕方があるとききました。

ラジオでは時間切れで話せなかったのでここでLAYAWAYについてちょっと書こうと思います。

最近アメリカで注目されつつあるレイアウェイLAYAWAYってなんだと思いますか?これは1980年ぐらいまでの一般的だったアメリカの買い物のしかたなんです。簡単に言うと 「おとりおきサービス」と言えばわかりますか?

アメリカではクリスマスシーズンに多くの買い物客がプレゼントを買うのですが、このプレゼントをゲットするために数ヶ月前からレイアウェイをみなさんしたそうです。ちなみにクリスマスにかぎらず、いろいろな商品に使えます。

さて1950年にアメリカでクレジットカードがスタートしました。このクレジットカードがスタートして、どんどんカードの普及率があがるとともにレイアウェイサービスがなくなっていったのです。

実はこのレイアウェイが最近、アメリカで見直されており復活のきざしが…また人気がでるかもしれないと最近の新聞に載っていました。サブプライムローン問題以降、アメリカの景気は依然、悪く、ローン破産した人の数はとんでもなく多いと聞きます。そんな人たちが昔のようにクレジットカードを持つことは困難になってきました。そんな背景もあるんです。

そこで老舗のデパートのシアーズやスーパーマーケットのKマートなどがこの悪いエコノミーをなんとかしようと打開策としてレイアウェイを再び取り入れました。ちょっとどんな取り組みか調べてみたのですが、だいたいのお店は最初にお客さんに5ドルの手数料を支払ってもらい、そして商品代金の一部、10%20%を支払ってもらいます。。だいたい3か月以内で支払いを完了して下さいというところが多いです。(これはお店によります。)

まあレイアウェイはクレジットと違い手数料がかかっても利息がないのと、もしもの時は返金されるというので、あまりリスクがないので、いいかもしれません。


クレジットカードを持っている人でも、もちろん利用できるので節約したい人でどうしても商品を買いたい人にはうってつけのサービスだと思います。

現在、デパートのシアーズを筆頭にKマート、マーシャルズ、などのストアーや衣料店などが開始しています。それにクリスマスシーズン限定でトイザラスも始めるそうです。これからどんどんこのサービスを取り入れるお店がふえると予測されます。さあこれで景気回復なるのか?アメリカの試行錯誤がはじまっています。